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プレミア12の打線を組んでみた

米4-3日 (プレミア12スーパーラウンド第2戦)2019/11/13

 

浅村選手(楽)が気を吐き、3打点を記録するも、その後が続かずに敗戦。正直ここまでの戦いを見ていると、よくここまで負けなかったといわざるを得ない。

短期決戦のセオリーは調子のいい選手を中軸にすること

短期決戦では、調子の悪い選手は下げ、調子のよい選手をつかう。これは野球界で鉄則とされている。その有用性は、事実今年のCSから日本シリーズを10連勝で駆け抜け、日本一を勝ち取ったソフトバンク・工藤監督の起用方法を見れば一目瞭然だ。

ポストシーズンでの工藤監督は、名前がある選手でも関係なく調子がよいと見れば上位から中軸を、調子が悪ければ下位打線もしくはベンチとはっきりさせていた。松田選手、内川選手という名だたる選手を下位に置き、最終戦には内川選手をはずして福田選手を入れるという徹底振りだった。

しかし、日本代表チームの戦い方をみると、中長期間を意識しているかのような、調子の上がらない選手をスタメンで起用。1番丸選手や、5番吉田選手など、当たっていない選手をそのまま起用して、試合でも流れを止めてしまうことが多いのである。

にもかかわらず、オーストラリア戦まで全勝でこれたのは、ピッチャーが好調だったことと、小技がうまく絡まって点が取れていたことが大きい。打線は決してつながってはおらず、いい形とはいえないのだ。

ではどういうオーダーを組めばよいのか

そんなこというなら、お前が組めという声がありそうなので、明日からのスタメンを勝手に組んでみた。筆者なりに真剣に考えたのであしからず。

改めて日本代表選手を好不調でわけていくと、

・好調

鈴木誠也 浅村栄斗 周東佑京 外崎修汰?

・普通

近藤健介 菊池涼介

・不調

丸佳浩 吉田正尚 松田宣浩 山田哲人 會沢翼 坂本勇人

・不明

源田壮亮 小林誠司 甲斐拓也 

と、こんなところだろうか。(独断と偏見と数字で判断)

好調組の3人は上位打線を!

好調組のなかで、周東選手以外の3人は、このまま使い続けたいところ。鈴木選手、浅村選手は2人とも外国人特有の動くボールを苦にせず、強く振れているので、安心して中軸を任せられる。


[プレミア12] 鈴木誠也 オープニングラウンド全9打点まとめ動画

 

外崎選手は打席数が少ないので、?をつけたが、アメリカ戦を見る限りボールをしっかり見れていた上に、体もしっかり動いていおり内野安打をもぎ取るなど働いていた。

 

今大会において、ボールが見えている外崎選手を1番、鈴木選手を4番、浅村選手をクリーンナップのどちらかを任せるとすると、

1.外崎(?)

4.鈴木(右)

3or5.浅村(一)

残る周東選手はバッティングが未知数な上に、終盤の代走として使いたいので、ベンチ。これは変わらないだろう。

普通組では菊池選手の復調に期待

予選ラウンドで12打数6安打と元気いっぱいだった菊池選手。しかし、スーパーラウンドでは7打数ヒットなし。アメリカ戦で首に違和感を訴えるなど、調子にかげりが見えるが、なんとか無事に復調してほしいところだ。

近藤選手は、選球眼を生かし四球を選べている選手。ただ、安打はここまで3本、打点は1と、クリーンナップを打たせるには少し寂しい。

 


[プレミア12] 菊池同点タイムリー!

もし、菊池選手が大丈夫であれば、3番を打たせてみたい。近藤選手は、6番で下位打線につなげる役割を担ってほしい。

1.外崎(?)

3.菊池(二)

4.鈴木(右)

5.浅村(一)

6.近藤(左)

と、ここで、外崎選手を守備で入れるとしたら、三塁のみになる。アメリカ戦では無難に守備をこなしていたので、問題ないだろう。

残るポジションに誰を入れるか

ここまでで、残るポジションは、遊、中、捕、DH。

まず決定なのは丸選手だ。センターを守れるのは実質彼しかおらず、アメリカ戦ではフェンス際のボールを大ファインプレーでキャッチ。打撃では不調でも守備ではしっかりと任せられる。

次にショート。坂本選手と源田選手がいるが、源田選手を使ってほしいところ。坂本選手は、先日のプエルトリコと台湾戦で安打を放ってはいるが、アメリカ戦では4打数無安打。チャンスに凡退し、流れをきってしまった。

一方の源田選手は、オーストラリア戦で、後に語られるであろうセーフティスクイズを決めるなど小技が光る。打数が少ないので好調かは不明だが、予選ラウンドでは、足でしぶとく安打をもぎ取るなど、持ち味をいかしている。


【日本 vs オーストラリア】(2-2)7回、二死3塁から源田壮亮がセーフティスクイズを決め同点に追いつく!11月11日 世界野球プレミア12 スーパーラウンド第1戦

ショートは源田選手を起用するとして、残るは捕手とDH。捕手はピッチャーによって流動的にはなるが、リード面で外国人選手に適応している甲斐選手を起用したい。(もう少し外国人選手の特徴をつかんでほしいとも思うが)

DHについて。実はこれが一番難しい。が、個人的には山田選手を推す。今大会を見ていくと、スタメンで起用された試合では、必ず1回は出塁している。


【侍ジャパン】8回裏日本大逆転!全6得点プレイバック(プレミア12 ベネズエラ戦)

 

それがヒットであれ四球であれ、最低限の結果は残しているのだから、スタメン起用はありだ。(もう少し力まずに打てれば怖い山田選手が戻るのだが)

不調組と???組からは、

丸選手(中)、源田選手(遊)、甲斐選手(捕)、山田選手(DH)

を選出した。それぞれを打線に組み込んで最終的な打順を決定する。

できた!これが私の提案するニューオーダー

では、発表していこう。

1.外崎修汰(三)

2.源田壮亮(遊)

3.菊池涼介(二)

4.鈴木誠也(右)

5.浅村栄斗(一)

6.近藤健介(左)

7.山田哲人(DH)

8.甲斐拓也(捕)

9.丸佳浩 (中)

こんな感じでどうだろうか。クリーンナップが右ばかりだが、あまり気にすることはないと思う。7番は第2の4番ということで山田選手を抜擢。スタメンで使ってのっていくタイプだと思うので、期待したい。

いずれにしてもがんばれ日本!

と、あくまでセオリーに基づいて打線を組んだが、内部ではさまざまな要因が働くので、こう簡単にはいかないだろう。

 

それは、チームを管理する稲葉監督が一番わかっているはずだ。しかし、思い切って変えてみるのも国際大会などの短期決戦では必要なこと。

 

明日のメキシコ戦。全勝と勢いに乗るチーム相手にどんなスタメンで挑むのか注目したいところだ。