野球動画解説1中村剛也400号ホームラン
劇的なサヨナラホームラン(埼玉西武ライオンズ)中村剛也選手
7月19日、埼玉西武ライオンズは劇的なサヨナラホームランでオリックスに4-3で勝利しました。
試合を決めたのは、中村剛也選手。それまで通算399号で止まっていましたが、見事なホームランだったと言えます。初回のこの記事では、動画を紹介し、それまでの配球について解説します。
この一発に言葉はいらない。中村のサヨナラ400号をマルチアングル
配球から見ると増井投手の調子の悪さが伺える結果に
相手ピッチャーはオリックスの増井選手。今シーズン防御率6点台と絶不調の選手です。
1アウトをとって、中村剛也選手への攻め方は、
初球:真ん中低めに外れるフォーク「138キロ」
2球目も真ん中低めに外れます。(おそらくストレート)「136キロ」
3球目は外角低めのボール球を振ってストライク(フォーク)「136キロ」
おそらくここで、中村選手は低めはボールなので、目線を高くしておこうと思ったのではないでしょうか。
そして迎えた4球目・・・
高めに浮いた「136キロ」のフォークボールを引っ張り、ライトスタンドへホームラン!!!
キャッチャーの構えは外角低め。明らかな失投なうえに、目線を高くしていた?中村選手は見逃しませんでした。
緩急もコントロールも速球も無ければ・・・
増井投手の投球をみていると、左右の揺さぶりも使えなさそうでしたし、全部130キロ代後半。緩急もありません。かつての剛速球抑え投手の面影は、この打席ではみられませんでした。
低めに外れていたので、置きにいったとも考えられます。それだけ調子が悪かったということなのでしょうか。
4番に据えてもいいくらいの出来
それにしても完璧に捉えたバッティングは、すごいと言わざるを得ません。400号というのは、史上20人目の快挙で、ファンからははやくも500号を期待する声もあります。
4番に座る山川選手が不調ということもあり、「4番を任せても良いのでは」というファンの声もある程です。
まとめ
中村剛也選手のホームラン。西武ファンであれば感動したはずです。一方で心配なのが、増井投手です。かつての面影はなりを潜めてしまっています。
今シーズン。増井投手の復活、そして、ホームランキング争いに中村剛也が加わってくるか。注目です!