予期していなかった?無死満塁からの劇的スクイズ
9回表 無死満塁からのスクイズ
夏の全国高校野球選手権大会 兵庫県決勝
明石商業4-1神戸国際大付属
明石商業 スクイズで逆転!狭間監督もガッツポーズ!#明石商業
明石商業が、甲子園出場をつかみ取りました。1点ビハインドの9回表、無死満塁からタイムリーヒットで同点としたあとのまさかの決勝スクイズ。結局この回4点をもぎとり、逆転勝ちを収めたのです。
予想外?それとも・・・・
神戸国際大付属の守りをみると、予期していなかったのでしょうか。完全にウラを書かれた感じに見えます。
1点取られてなおも満塁。1点も取られたくない場面でスクイズ警戒をしていなかったわけではないと思いますが。
これ以上ないスクイズ
警戒していたのかはわかりませんが、丁度いい位置に転がしたものです。
一塁線ギリギリ。これだと、いくら投手が前進していてもホーム封殺をねらうことはできません。
また、一塁手があまり前進していなかったのも重なって、絶好の位置に転がりました。
カウントは1-1。仕掛けやすいカウントではあります。とは言え、成功させた明石商業の選手は、あっぱれです。
しかも、監督のあのガッツポーズ!成功させた選手の喜びもひとしおでしょう。
土壇場で決める技術と精神力
9回、1打勝ち越しの場面。スクイズを支持されても、プレッシャーによって失敗することの多いシチュエーションです。それを完ぺきにこなすのは、日頃の練習の賜物としか言えません。
また、投手前にではなく、1塁線にきっちり転がす確かな技術力もなければ、なし得ない技でした。
明石商業の技と精神力が垣間見えるワンシーンでした。