動画でわかる野球解説

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大船渡高校 佐々木投手に関して

結果は12-2で敗戦


花巻東VS大船渡 岩手大会決勝 101回高校野球

 

夏の全国高校野球大会 岩手県

花巻東12-2大船渡高校

 

163キロ投手佐々木投手の夏が終わりました。しかも、投げずに。

エースピッチャーを温存して敗戦。試合後の監督インタビューによると、

・壊れる可能性が高かった

・怪我をするリスクを犯してまで投げさせられない

ということでした。

 

やはり巻き起こった賛否両論

今回の決断に関しては、各方面からさまざまな意見が噴出する事態になりました。

この決断に対して、

・エースなんだから投げさせるべき

・投げさせないで負けるのは他の選手がかわいそう

・この程度でこわれるならプロで通用しない

 

などの反対意見から、

・まだ高校生。壊れる前にやめさせてよかった

・外野がとやかく言うことではない

・もし壊れて美談になっても救われない

という声まで、本当に多様な意見が出ています。

 

ここで、注目したのは、相手の花巻東高校の打線。

3回戦以降のスコアをみると、4点、8点、9点、11点、12点。4回戦以降は大量得点で勝ち上がってきているのです。

つまり、花巻東をに勝つには、エース佐々木をはじめとする投手陣をフル回転させて、打線を封じる。または、打ち合いに持ち込んで乱打戦を制する。という形でないときつくなります。当然ここまでは、大船渡高校の監督も考えたはずです。

 

そして、大船渡高校のここまでの得点は、10点、4点、6点、5点、2点。弱くはないものの、打線の勢いは圧倒的に花巻東に分がありました

 

勝利かそれとも・・・・

監督の試合プランとしては、4番手の投手でなんとかということだったのでしょう。ですが、勢いのある花巻東打線にやられてしまいました。

スコアを見て、もし決勝をガチで勝ちに行くなら、佐々木投手を投げさせざるを得なかったと思います。

ですが、それは出来なかったのでしょう。きっと内部でなければわからない事があったと推測するのが自然です。

 

私としては、佐々木投手を温存して勝てるだけの戦力ではなかっただけだと思います。現に、花巻東相手に2点しか取れてないわけですから。

もし、決勝のことを考えてその前の試合を投げさせずに負けたら・・・・こう考えていくと全試合投げないといけなくなります。

 

おそらく、監督してもいっぱいいっぱいだったのでしょう。

 

批判されないためには全試合投げないといけない

もし、佐々木投手が投げて甲子園に行ったとして、おそらく投げて負けるまで投げ続けることになったでしょう。

そして、怪我防止でまけたとしたらバッシングされたはずです。つまり、全試合投げないと叩かれる状況だったわけです。

結論:耐えてプロで見返して!

現在、大船渡高校には苦情が届いているそうです。ですが、私は思うのです。

こういった声でますます注目の存在になることでしょう。しかし、そういった声に耐え、プロで成績を残すことで、かき消すことができるのです。

成績を残すこと。これが一番の解決方法なのです。